使用するねじの長さは、下地材と取付物の種類と厚さなど、その条件によって異なります。
ここに代表的な下地材と取付物を取り付ける場合のねじ長さを選定していただく例をあげましたので参考にしてください。
ドライウォールで軽天下地に取り付け物をとめる時、確実にとめるには、ねじを軽天下地の裏まで完全に突き抜けさせなければなりません。この時の突き抜けた長さを「突き出し長さ」といいます。ねじの長さの選定は、取り付け物の厚さに必要な突き出し長さを加えて計算します。
突き出し長さは下表を基準にしてください。
ねじ呼び径
Φ3
Φ3.5〜4.2
Φ4.8
突き出し長さ
8mm
10mm
12mm
コーススレッドで木製下地に取り付け物をとめる時、確実に止めるには、ねじを木下地に十分ねじ込まなければなりません。この時のねじ込んだ長さを「ねじ込み長さ」といいます。ねじの長さの選定は、取り付け物の厚さに必要なねじ込み長さを加えて計算します。
ジャックポイントでC型鋼に取り付け物を確実にとめるには、ねじをC型鋼の裏まで完全に突き抜けさせなければなりません。この時の突き抜けた長さを「突き出し長さ」といいます。ねじの長さの選定は、取り付け物とC型鋼の総厚に必要な突き出し長さを加えて計算します。
当社の製品総合カタログには、製品の寸法表の中に働き長さ(L1)を記載しています。これはねじが有効に働く長さ(ねじ長さ−突き出し長さ)を示しています。ねじの長さ選定は、働き長さ(L1)が取り付け物と下地の総厚より長いことを確認して選んでください。
ジャックポイント標準品の突き出し長さは下表の通りです。
ねじ呼び径
Φ3.5
Φ4.0
Φ5.0
Φ6.0
突き出し長さ
8mm
10mm
12mm
14mm
ビスコンでコンクリートに取り付け物をとめる時、確実にとめるには、ねじをコンクリートに十分ねじ込まなければなりません。この時のねじ込んだ長さを「ねじ込み長さ」といいます。ねじの長さの選定は、取り付け物の厚さに必要なねじ込み長さを加えて計算します。